本の紹介 Feed

2008年3月13日 (木)

昭和の漫才台本

4lyjwk9g 『昭和の漫才台本 第3巻 戦中編 その1』(文研出版)
秋田実/作 藤田富美恵/編・解説

漫才作家・秋田實さんは、昭和五十二年(一九七七年)に七十二歳で亡くなるまでに約七千本の漫才を書いています。また、数多くの漫才師も育てました。
その代表作をまとめた作品集が、ご長女である藤田富美恵さんの編集・解説により全5巻で発行されました。昔の笑いや世相を知ることができる貴重な本であり、今読んでもとても面白い!です。
今手元にあるのは3巻だけなんですが、ぼちぼち全巻揃えたいと思っています。

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2006年11月 5日 (日)

勝手にCM

Zbaj4rxm 夫のお友達で漫画家をされている方が、有名な原作つきの単行本を出されるそうなので、微力ながらCMのお手伝いをば。

『浅見光彦ミステリースペシャル/黄金の石橋・耳なし芳一からの手紙』
中邑冴・画/内田康夫・原作
実業之日本社 (2006/11/11発売予定)
かの有名な浅見光彦シリーズの漫画化だそうです。(かの有名な、とか言いつつ、読んだことないんですが…(^^;))

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2005年10月16日 (日)

トモネン

Siyziyvr 『トモネン』(宙出版)
大庭 賢哉・著

小説宝石別冊の『英雄譚』に掲載された『歌う樹の星』に挿絵を描いてくださった大庭賢哉さんの漫画単行本です。
挿絵を担当された児童書は『シノダ!』や『マエストロ・モンナ探偵事務所』など何冊かありますが、漫画の単行本は意外なことにこれが初だとか。
ふんわりとした優しいタッチの描線で描かれている物語は、暖かく可愛い。でも、それだけではない、なんていうか、かすかにざらっと心にひっかかる風合いのようなものを感じました。もっとたくさんの作品を読みたいと、思わせられる作家さんです。
同人誌時代はコミティアに出ていらしたとか。私も何度か東京コミティアに足を運んだことがあるので、もしかしたら同じ会場で同人誌売ってたかもしれないな…なんて思ったりもしました。

ご本人のサイトもあり、児童書挿絵以外の作品がたくさん見られます。
http://homepage3.nifty.com/tkotrxtiny/

■内容紹介
小田扉氏大絶賛のメルヘンファンタジー傑作選!!
期待の新鋭が描くメルヘンファンタジー、待望の初単行本!!
見習い魔女のおかしな日常を描いた表題作『トモネン』をはじめ、
描き下ろしを含む商業誌未発表作品を多数収録!!

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2005年8月26日 (金)

大人のための児童文学講座

7orpmv6v 『大人のための児童文学講座』(徳間書店)
ひこ・田中 著

すっごく意外なんですが、ひこ・田中さんの「初書評集」なのだそうです。「児童文学書評」というサイトやメルマガをやってらっしゃるので、てっきりたくさんの書評本が出てると思っていたのですが、今まで出てたのは「おひっこし」「ごめん」など創作物ばかりだったんですね。
それぞれの作品を読み解くキーワードを「家族」と「子ども」として、古典から現代までの児童文学を辿り、児童文学と社会情勢との関わりなどをわかりやすく解説してくれている本です。
ひこさんの解説を読んで、今まで自分がいかに児童文学を「読み換え」ていたのかがわかりました。「赤毛のアン」シリーズは、アンが母親になって以降、アンの子供達が主役の物語として読んでいましたし(アンは完璧に脇役)、「若草物語」を読んでは「ジョーみたいな女の子って最高!」と思っていました。
今読んでみると確かに「若草物語」は、理想の女性像を提示しているお話なのですが、十代の頃にはそんなこと、てんで気にしていませんでした。大人が一方的に読み取らせようとするテーマ以外にも、自由に読み換えられる裏テーマ(?)がある物語が、子供達に熱狂的に支持されるのかもしれないな、と思いました。

■内容説明(帯より)
古典から現代まで、児童文学の流れがコンパクトに頭に入る画期的ガイドブック登場!世界14カ国の児童文学47作品を一挙解説!各作品ごとに著者略歴とあらすじを掲載!それぞれの作品が書かれた時代の、世界の動きがわかる関連年表付き。

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2005年1月17日 (月)

玉響−たまゆら−

Yf20lach 『玉響−たまゆら−』(富士見書房)
時海結以・作/増田恵・絵

冒頭部分では爽やかな恋愛物語でも始まりそうな雰囲気だったのに、ちょっとした行き違いや謀(はかりごと)が組み合わさって、物語は大きな悲劇へと流れていきます。

舞台は古代の日本。歴史博物館の資料調査研究員をされていた著者の構築する古代世界の設定は、リアリティに溢れており勉強になりますが、一方で語り言葉などは現代風で若い読者にも読みやすくなっています。

ファンタジー的な「史実では有り得ない」設定もありますが、ほとんどの時代考証は、実際の弥生時代後半から古墳時代前期の東国の考古学資料を活かして書かれているそうです。もちろん、それは長年の研究・調査の蓄積があってのことだと思いますので、容易には真似できないとは思うのですが、実際の考古学資料とファンタジー設定のバランスという面では、拙作『アクエルタルハ』も見習いたいものだと思っています。

■内容紹介■
風の囁きを聴く少女マユラ。神の剣に選ばれた少年イメタテ。二人の周りで交錯する幾つもの思惑は、やがて二人を、逃れられぬ悲しい運命へと導いていくが……。遥か古の世を舞台に繰り広げられる、幻想叙事詩(ミステリアス・サーガ)!

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2004年12月28日 (火)

ファンタジーとジェンダー

『ファンタジーとジェンダー』 高橋 準著(青弓社)

ガラシア病院とメンタルクリニックの順番待ちの間に読んだ本。

■内容紹介■
ファンタジーがもっている「しくみ」のなかで、ジェンダーやセクシュアリティにかかわるものをいくつか取り上げて、作品を読み解きながらその意味を考察する。ハリー・ポッターからリボンの騎士、指輪物語まで。

もっと早く読んでおくんだった…と少し後悔shock
自分の作品の登場人物にも「男装の麗人」がいるのですが、
男装している理由に関しても、男装してまで求めるものについても、
動機づけがあいまいで薄っぺらいものだと感じてしまいました。
でも、まだ登場場面も少ないうちだったので、
これからきちんと書き込んでいこうと思いますsweat01

2004年12月23日 (木)

プラネタリウム

Pvlzzujs 『プラネタリウム』(講談社)
梨屋 アリエ著

ファンタジーのようで、ラブ・ストーリーのようで……ジャンルの限定しにくい、不思議なテイストの短編集。現実には有り得ない状況が多々出てくるんだけど、登場人物たちの内面を投影しているので、それが非現実的だという認識にはならない。4編の中では「水に棲む」が一番好きです。読み終わって、すごく心が痛くなりましたが…

■内容紹介■
警報音少女に翼の生えた少年、空中に浮かぶ先輩、そして…。中学3年生の多彩な「自意識」を投影したショート・ストーリー。「あおぞらフレーク」「飛べない翼」等、全4編。

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